雑賀光夫の徒然草

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ペンを持たない子

古いフロッピーからでてきたもの。眠らせておくのはもったいない

「ペンを持たない子どもへの指導はどのようにしたらいいの・・・」
     ~障害児学校のある若いS先生の悩みと実践~

   (一)
 担任の生徒はペンを持たない。「なぜなの」「いったいどうしたら・・」「この子はいったい、なんなの」……S先生は悩む毎日でした。
 そんなとき、目にとまったのは机の上の「一緒に学びませんか」という障害児教育部のビラでした。「少しでも手がかりが得られれば」と学習会に参加してみました。五月三〇日のことでした。
 学習会では、順番に授業で困っていることなどを出し合い、互いに助言をしあうのです。「文字指導をしたいのだがペンを持たないのです。どうしたらいいのか、お手上げです。」「絵もかこうとしません」と堰を切ったように悩みを話しだしたのです。
 「お話を筋道立てて話せるようになるのは一般的に5歳中ごろ、人に伝えたいといった彼女の内面の育ちはどうなのか」「内面の力が育っていないのに、書くことを求めすぎたのじゃないのかな」といったことなど、出席者からいろいろその子の見方について意見が出されました。
 S先生は学習会終了時に、「今日は来て本当によかった。まだどうしたらいいのか見えないのですが、明日からもう一度やり直してみようという元気がでてきました。」
 S先生の発言に、出席者が逆に元気をもらったような感じで、出席してよかったという思いを共有しあえるような感動的な学習会となったのでした。
                 (二)
 次の学習会は、六月二〇日に開かれました。
 「みなさんにお礼を言いたくて…………。子どもがペンを持ってくれたんです」と輝いた笑顔で話すS先生。「えっ、まだ一ヶ月もたってないのに」と驚く出席者。
 「実は」とS先生は、その経過を話してくれました。
 ①その子の生育歴をしらべてみました。保育所などで、絵を描いたり字を書いたりする指導を受けているが、自分は他の子のように書・描けないということを彼女自身、いやというほど自覚している。保護者の方も教育熱心である。
 ②「そういった彼女のつらさに共感するところから入ろう」「彼女が私に心をひらいてくれることを大事にしよう」「かかさなければ、という思いを投げ捨てよう」と、机にはさりげなく紙と鉛筆を置いて、お話をたっぶりすることからとりくみをはじめた。
 ③しばらくしてから、彼女は話しながらペンをもって「なぐりがき」をはじめた。「やったーという思いを押し殺して、知らないふりをしてお話を続けた」(彼女は必ず「かける」ということを信じていてよかった)
 ③「なぐりがきの中に、お父さんやお母さん、私も出てきたの」(本当にうれしそうに話すS先生でした)
 ④「上手にかけたね」という声がけに、急に「警戒の表情」を示した彼女。そんな彼女の思いを知りつつ、教室に彼女の絵を貼り出す。その場では貼り出したことを喜んでいないような彼女だが、家ではお母さんに貼ってもらったことを喜んで話したんだそうです。お母さんから、「絵をはってもらったことなど、こんなに喜んで話すことはなかった」とお礼の連絡が入ったということです。
                (三)
 S先生は言いました。
 「何とかかかさなければ、という思いを、私が投げ捨て、私が変ったとき、子どもがかわってきた。私は、それまで指導書を片手に、指導書にあわせて教育しようと思っていたんですね。最初の学習会に出席して、指導書を脇におきました。子どもに合わせて教育しなくてはならないんですね。そのためには、一人で悩んでいてはダメだ。子どものことが語られる学習会で学ぶことが、私の教育観を変えました。」
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by saikamituo | 2008-01-23 23:15

和歌山放送で梅田恵似子さんが

梅田恵似子さんに干し柿をおとどけしました。
「とびある記」にでてくるものです。
年末、和歌山放送でのその部分です。
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梅田恵似子さん

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梅田さん このあいだ私たち干し柿についてしゃべったでしょう。
アナ嬢  柿のことワーワーいうてましたね。
梅田さん こうてきてあげようというて、紀美野町ですか、私に買おうと思ったら、もっていてあげてというてくれたんですって。
アナ嬢  プレゼントしてくれたんですか。
梅田さん 紀美野町の元美里の箕六というところある、山の中のですが中谷一さんというひとが。私にあげたいと言った人は、雑賀紀光さんの息子さん。
アナ嬢  雑賀光夫さん、県会議員されていますね。
梅田さん そうそう。まず持って行ってあげようと思って雑賀さん買いに行きはったら、持って行ってあげてと。
アナ嬢  恵以子さんの人徳で
主婦の方 まだ水分がある。
梅田さん あんぽ柿、これがおしいかってね。茶色になってますけども。
主婦の方 これは羊羹ぐらいの甘さですね。
主婦の方 めずらしで、こんなにベッシャンコにしているの。
梅田さん 紀美野町の美里で売ってるみたい。
アナ嬢  主婦同士の情報交換会みたいになってますね。
主婦の方 (美里の干し柿)これいいねえ。
アナ嬢  まだ、干し柿の話題がつづいていますが。
梅田さん 紀美野町の美里干し柿というんです。こちらのほうの串柿は四郷の干し柿。
主婦の方 (美里の干し柿)これめずらしいねえ。
アナ嬢  今日、二パック持ってきて下さったんですが、一つは柿色が濃くなっていて、一つは白く粉を吹いたようになってるんですが、二種類のものがるんですね。干し方が違うんでしょうか。
梅田さん 濃いほうが甘い。水分がたっぷり残っているし、後味がいい。
主婦の方 羊羹みたいですね。
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梅田さんは、父・紀光との仲良し友だちでした。その合作の傑作が「味な味」です
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by saikamituo | 2008-01-06 18:35